中国地酒「黄酒」とは

中国最古の醸造酒 黄酒とは?
紹興酒よりも知られていない「黄酒」
 日本で知られる「紹興酒」。 紹興酒が「黄酒」の一種というのはあまり知られていません。

 黄酒とは、中国で米などを原料に造られる醸造酒で日本で言えば日本酒にあたる地酒です。中国最古の醸造酒として、世界三大古酒にも数えられています。日本各地に日本酒があるように、中国にもその土地土地で造られる地酒があるのです。

 ではなぜ国内には紹興酒だけが流通し他の地方の中国地酒が出回らないか?これは、中国地酒に関する情報自体が少ないこと、インフラの未整備、現地の人たちや酒造りする人たちがその地で愛するお酒として楽しんでいること、などが挙げられます。
 当店は、旨仙仕入れ隊長「旦那さん」が自ら中国全土に足を運び、時には飛行機から乗り継ぎバスで10時間揺られたりしながら誰も踏み入れないような土地の酒蔵へと赴き、中国に長年在住していた経験を基に年数をかけて交渉してきました。日本酒やワインに比べれば数は少ないですが、さまざまな地方の黄酒を揃えており、日本一の黄酒専門店として運営しております(自称)。

 黄酒の面白さはなんといってもその現地の文化や風土が色濃くお酒に表れているということ。日本酒やワインのように「米」「葡萄」と1種だけではなく、糯米、黍、牛乳・・・麹も土地によって変わります。広大かつさまざまな民族が集まる中国だからこそ誕生したお酒が「黄酒」だといえます。
 
酒造りの様子  広東省の酒蔵  酒蔵の方たちと旦那さん 
中国三大派。地方によって際立つ個性。
■三大派黄酒の特徴

江南派の特徴

北方派の特徴

南方派の特徴
 黄酒は主に大陸の中央から東側の沿岸部にかけて主に製造されています。酒中旨仙では黄酒を大きく3つの派に分類しています。黄酒が主に生産されている地域の中央あたりに位置する「江南派」、中央から北のあたりを「北方派」、暖かい気候の南エリアは「南方派」です。
 黄酒で最も有名な「紹興酒」は江南派に属します。この地域の黄酒は原料が大体、糯米、麦麹で造られています。味わいも紹興酒に近い味のものが多く、紹興酒好きの方はこのエリアのお酒を選んで頂くとお好みに沿ったものを選べるはずです。
 「北方派」は全体的に日本には流通がほとんどありませんが「即墨老酒(ジーモーラオジョウ)」(山東省青島。青島ビール)は紹興酒と肩を並べる中国を代表する黄酒酒蔵です。また、「南有紹興、北有射村」と言われるほど黄酒の名産地である西安周辺も外せません。北方はさまざまな主原料を使用する酒蔵が多く、個性的な味わいのものが多数あります
 暖かなエリアである「南方派」はその気候に耐えられる麹として紅麹を使用することが多く、濃厚甘口のポートワインを思わせる黄酒が多数あります。「沈缸酒(チェンガンジョウ)」(福建省龍岩)は中国の全国評酒会で過去最多となる3度大賞を取得。これはどの紹興酒銘柄も達成できなかった快挙で、実績としては黄酒No.1といえる黄酒でしょう。
 各地方、銘柄によって味わい、風格などが全く異なります。味のバリエーションがとても幅広く、飲みくらべをするとよりその違いが明確に感じ取れるでしょう。
 
味だけでなく、個性豊かなボトルデザイン
黄酒のボトルデザイン
 黄酒の個性溢れる魅力は、中身だけではありません。その外見となるボトルデザインも銘柄によってさまざま異なります。

 酒中旨仙では、そのお酒を仕入れるかどうかを決める際に、ボトルデザインも含めてトータルで判断します。お酒は外見を含めて楽しめるもの。味がおいしい、見た目も魅力的。よりそのお酒のファンになることでしょう。

 お酒によっては化粧箱に入って海を渡ってくるものもあります。ボトルデザインがさまざま=箱もさまざま。酒中旨仙の黄酒は同じサイズ、同じ形の化粧箱がひとつもありません。※化粧箱のままご購入希望の方は備考欄にご入力ください。通常箱から出して梱包しております。

 ジャケ買いならぬ、"ボトル買い"も黄酒の楽しみ方としてアリかもしれません。旨仙の黄酒はお祝い用のギフトやホームパーティなどにも最適です。