紹興酒好き?嫌い?



 酒中旨仙は黄酒好きな方が集う場所。けれど、中国酒=紹興酒という概念がまだまだ根強い今、日本全体で見ても紹興酒支持者の方は日本酒やワインなど他ジャンルのお酒と比べて多くはありません。

「きつい!」「醤油みたい!」「うわっ!無理!」

 紹興酒独特の酸味や渋味が合わないのだと思います。

 酒中旨仙ユーザーのみなさんならもうご存知だと思いますが、紹興酒は黄酒という中国の醸造酒の一種でしかありません。製法や原料の異なる黄酒はたくさんあり、味や香りは各銘柄によって変わりますし、その味の幅は他のお酒にはないほど個性豊かです。なので紹興酒NG=黄酒(中国酒)NG、というのは成り立ちません。  このコーナーでは、単純明快にひとつの問いをたて、その答えによっておすすめのお酒を分類していきたいと思います。元々紹興酒がお好きな方にとっては、新しい選択肢を広げるよいきっかけとなるかもしれません。


紹興酒は好きですか?
紹興酒は好きですか?  紹興酒が大好き!という方は、迷いなく「江南派」の黄酒をおすすめいたします。江南地域の黄酒は、主原料が主に糯米、麦麹で造られているものがほとんどで、紹興酒系統の味わいが多いからです。

 もちろん、紹興酒大好きな方が他地方の黄酒を飲んでもおいしいと思えないか、というとそんなことはありません。「紹興酒の味が好き!あの味が飲みたい!」という方は江南派の黄酒がお好みに合う確率が高い、ということです。紹興酒と異なる味でもおいしいと思えるお酒はあるでしょう。ただ、それだけ、地方によって味が異なるということです。

紹興酒は好きですか?
 「紹興酒、どうしてもダメ」「飲んでみたけど、おいしくない」という方。ぜひ北方派、南方派の黄酒をお試しください。

 特におすすめなのは、「銀朱鷺黒米酒(ヘイミー)」。主原料は黒米で、日本酒のようにしっかり磨いているため(紹興酒は大体90%)フルーティで飲みやすい味わいなのです。さまざまな料理にも合わせやすいので食中酒としても活躍してくれることでしょう。

 南方は甘口の黄酒が多いですが、「缸缸好(ガンガンハオ)」は南方の特徴を持ちつつもクリアで爽快感もあり、入門編にぴったりです。芋の甘味や麻婆豆腐など辛い料理にも合わせるとよいでしょう。

 話は戻りますが、紹興酒が苦手な方が、飲みやすい江南派の黄酒(紹興酒)もあります。敢えて挑戦してみたい!という方は、「東湖(ドンフー)12年」を試してみてください。旨味のしっかり感じられる紹興酒です。こちらで厳しければやはり他地方の黄酒をお試しいただいた方がよさそうです。

 日本は日本酒や焼酎、ビール、ウイスキー、ワイン・・・これだけ多くのお酒のジャンルを楽しめる国です。世界的にも珍しいのではないでしょうか。その中で「中国酒?いまさら??」という状況であること。そして、これまで、中国酒は「紹興酒」(時折白酒)がその代名詞となり、日本でも広がってきましたが、それが現在でも家で飲む機会の少ないお酒という立場であるのも事実として認識しています。好きな方はもちろんいます。しかし、その数の少なさはコンビニエンスストアやスーパーマーケットに並ぶ紹興酒の数が物語っているでしょう。

 家で中華料理を作る人はいるのに、紹興酒を飲む人が少ない現状。

 新たな選択肢として、黄酒が増えること。お酒が好きなみなさんにとって、楽しいことなのではないかと思っております。ちょっと飲んでみたい、けど、何を選んでいいかわからない。このページがそいう方の参考になれば幸いです。