【ぶらり 黄酒探訪 店レポ編】源流薫る料理と厳選黄酒を堪能『Matsushima』(代々木上原)

【ぶらり 黄酒探訪 店レポ編】源流薫る料理と厳選黄酒を堪能『Matsushima』(代々木上原)

月に1度のぶらり 黄酒探訪 店レポ編。


2018年6月14日。
今回は、代々木上原の『Matsushima』さんへ
行ってきました!


代々木上原駅から徒歩5分ほど。
駅から少し路地に入ったところの地下にあります。
迷われる方もいらっしゃるかもしれません。
お店に挟まれてひっそりとある
階段を見つけたら
きっとそこですので勇気を出して
降りてみましょう。
※写真撮ればよかったですね。無くてすみません。。


戸を開くと
どこか家に帰ってきたかのような
ぬくもりも感じられる雰囲気。
席数は多くなく、
8名集まれば貸切状態となるそうです。





この日はおまかせコース。
お酒もおまかせしました。





最初の1品目は
貴州省わらび春雨 冷製黒酢風味。
ツンと鼻をつく黒酢の香りに
後から熱く湧いてくる辛さ。
わらび春雨の食感はクセになりますね!
グミっと弾力があって、ずっと噛んでいたくなる。


サングリアの紹興酒版をソーダで割る黄ボールを
早々に飲み干した頃に、
前菜の盛り合わせ登場。





内容は以下の通り。
・貴州香腸
・傣族風檸檬棒棒鶏
・甘エビ枝豆の老酒漬け
・山芋韮山椒ソースがけ
・山羊チーズの天婦羅
・自家製五香豆腐


個人的には特に
香腸と山羊チーズの天婦羅が
もう最高!


香腸は山椒が利いてて斬新な味わい。
山羊チーズは、山羊独特の風味が
しっかり感じられる。
黄酒が欲しくなりました。





・・・と、ここで登場したお酒は
銀朱鷺黒米酒。
黒米酒は他黄酒に比べて
やや甘味がありつつも
優しめの味なので
料理の邪魔をせず
一緒に楽しめる
ような黄酒です。
黒糯米が主原料なだけに
色味は紹興酒よりも黒っぽい。


紹興酒が苦手な方に
「これなら飲める!」と言って頂くことが
多いですね。






これは・・・





なんと!!!





貴州豆腐圆子登場!





実は以前、
上海の貴州料理屋さんで
食べたことがあるのですが
とてもおいしくて、
大好物料理のひとつであります。
作り方が謎だったのですが
まさかこの料理を実現されるとは。
個人的な想いから
スペースが他より開いていますね。
すみません。


添えてある酸辣のタレを
団子の中に垂らして
パクリ。おいしい!
本場では中に
臭豆腐のようなものが
入っていたのですが、
Matsushima流豆腐圆子は
臭豆腐ではなく
誰でも食べやすい味わいです。
ご安心を。


お酒はお米で造られた孔乙己12年。
一般的な紹興酒よりも
スッキリと軽やかな味。





青菜炒め 自家製腐乳付。
腐乳(フール―)は
豆腐を発酵させたもの。
こちらのフールーは
唐辛子を大量に使用しているので
やや赤い色をしています。
辛さはそれほど感じません。


これだけで十分なおつまみになる。
前回のSaiさんでもそうでしたが
こういう補助的な調味料で
問題なく飲めてしまうんですよね。





麻辣鴨脖子。
鴨の首を煮込んでいます。
頭も頂きました。
脳みそも、いる。
レバーのようでした。


骨が結構あってキレイに食べることは
難しい。こういうときは
もう素直に中国を見習って
かぶりついて
骨をペッとするのがよいです。
肉はやわらかく、
ほろりとすぐに骨から外れます。





黒谷をお出し頂きましたが
この組み合わせ、とても良し。
重厚な味わいの鴨脖子に
黒谷の爽快なベリー感が
さらりと柔和に馴染んでいく。


黒谷は大変飲みやすいお酒で
それだけでも楽しめるのですが
肉料理に合うものとして
活躍してくれる場が多いなと感じます。





さて、料理もそろそろクライマックス!


米発酵汁の酸湯ナマズ。
現地で分けてもらってきた
という米に漬けた水を発酵したもの。
それをこちらでも管理しながら
また発酵させているようです。
これが秘密の味。
本場の味はこうして実現されるのですね。


ナマズは身が
ふんわりかつ弾力があって
おいしいです!
酸の利いた味が相まって
箸が止まりません。





黄酒は缸缸好。


南方福建省の地酒で、
甘味が強めではありますが
後味はすっきりしています。
個人的に麻婆豆腐と合わせると
甘醤油の風味が強いひき肉、
ガツンとくる辛さを
そのふくよかな甘味が癒してくれるので
好きなのですが、
このタッグも面白いなと思いました。
酸・辛とも合わせられる。
缸缸好のポテンシャルに
ワクワクします。





〆は
ウイグル風羊のごはん。
いわゆる「ポロ」です。
ヨーグルトをかけて食べる
という日本ではありえない食文化。
でも、この組み合わせ。
騙されたと思ってぜひお試し頂きたい。
酸味の利いたホワイトソースとでもいいましょうか。


ただ、家でやってもこうはならないでしょう。
まぁ、一緒にしたら失礼ですね 汗





お酒は百吉を合わせて頂いたのですが
このヨーグルトとの相性がバッチリ!
あっという間に無くなってしまいました。
百吉はチーズといい
乳製品との相性は最高ですね。





満腹になった胃袋を
阿里山烏龍茶で
落ち着かせながら
この日は終了となりました。



黄酒は結構ヘビーなお酒だと思っていて
飲み続けていると
炭酸が欲しくなったり
すっきりしたくなるのですが
この日は
ヘビーさが全く気にならず
無理なく楽しむことができました。
結局ボトル1本分相当
飲んだのですが
酔いもそれほど感じなかったのは
料理とじっくり楽しめたからかもしれません。


通常、
ペアリングコースのようなものは
やられていないと思いますが
黄酒のラインナップは紹興酒含めて豊富ですし
シェフの松島さんは定期的に中国へ行かれて
現地の料理を体感した上で
アレンジされています。

中国地酒×中国郷土料理(特に貴州、雲南に強し!)
を楽しめる貴重なお店さんだと思います。


■お店DATA
Matsushima(代々木上原駅)
https://www.facebook.com/matsushima.yoyogiuehara/


151-0064
東京都渋谷区上原1丁目35−6 B1


18:00~22:30(L.O)
水曜定休
他不定休有