旦那の酒蔵訪問記 vol.13 山東・広東編~北から南へ、新酒の仕入れ~

旦那の酒蔵訪問記 vol.13 山東・広東編~北から南へ、新酒の仕入れ~

今回は、以前に目を付けていた3つの酒蔵へ実際に買付け交渉に行きました。
過去の出張で紹介済みの酒蔵さんなので説明は、簡単にまとめました。
以下、
山東省青島市即墨酒業
広東省恵来市帝濃酒業
広東省梅州市客家醸酒業です。

まずは、即墨酒業。

中国三大黄酒の一つにかぞえられ、
北方黄酒の代表酒。
粟を原料とした特殊製法(煎り焼き蒸)は、
突出した個性派黄酒です。

以前からずっと取引をしたかったのですが、
社内でのゴタゴタで輸出業務に
手が回らないという事で、
取引ができない状況でしたが、
最近なって取引ができると
連絡がつき今回の買い付けに至りました。

今回はサンプルも兼ねて、
5種類のタイプを仕入れることに決めました。

味は、いいんですが、
ボトルがどうもダサいんですね!
今は、どの酒蔵さんも、
しっかり近代的なデザインに
作り替えてるのですが。

参観用に手作りの製造工程を
実際に見せてもらえるブースが
できていました。

次に広東省恵来市帝濃酒業。

買付交渉のついでに世界一の生産量を誇る
ライチ畑に案内してもらいましたが、
ライチの実が成るのは、5,6月の頃だそうで、
ちょっと早く来すぎてしまいました。
ライチの木だけしか
撮影できませんでした、残念です。

広東省梅州市客家醸酒業へ。

以前は広州市にある販売店にお邪魔しましたが、
今回は実際に酒蔵のある梅州市へ、
広州からバスで5時間ぐらいとの話でしたが、
更に梅州市街から江西省付近までの山奥へ2時間。
合計7時間の長旅で、ぐったりです。
まさかこんな山奥で酒蔵を
運営しているとは、驚きです。
とりあえず以前は梅州市を素通りして
何も見なかったので、
街中をぶらぶらと探索してきました。

梅州市の人口は、すべて客家人という事です。
町並みは、南国風情、食べ物は、
地物の新鮮な山菜と獣であふれています。
特に、いまだに犬鍋料理店がたくさんありました。

さて、酒蔵へ案内される前に
田舎特有の熱烈歓迎、
手厚い接待を受けてまいりました。

山岳を駆け上りありえない場所に
一軒のレストラン?犬鍋・牛ひずめ・牛金玉等、
これらのゲテモノ達をさかなに
酒の乾杯合戦、
昼から気持ち悪くなってしまいました。
交渉前にダウンです。

今までたくさんの酒蔵さんを周りましたが、
たいてい小規模な家内事業的な酒蔵さんは、
間違いなく 国家の生産規定に満たされず、
商品を輸出する力が無かったのですが、
こちらは、そんな私の概念を覆し、
近代的な大規模酒蔵の大量生産の潮流に反し、
かたくなに親戚関係10人前後の労働力で、
手作りにこだわり、さらに、
あえて物流の不便な場所で大自然の原料を
確保して生産する姿は、
逆に中国の中で、先進的な考え方であり、
最先端な事業を運営しているように映ります。
そんな訳で、こちらのお酒は
生産量が限定されているため、
大変希少です。
是非みなさんに
こちらの希少酒を提供したいものです。