旦那の酒蔵訪問記 vol.9 広東~広州編

旦那の酒蔵訪問記 vol.9 広東~広州編

今回は広州経由湖南省長砂へ
言わずと知れた広東省広州、
以前私自身も住んでいたゆかりの地域、
町はその他の沿岸都市に比べ開発の進みが
ゆっくりでいまだ昔なつかしの雰囲気が
残っていますが、それでも徐々に
町並みは消え行く情景です。

まずは酒蔵をひとつ紹介、
以前に紹介した事のある客家?酒です。

酒蔵そのものは梅洲市にあるのですが、
営業所が広州の中山区にあるということなので
そちらに おじゃましました。
この地方の酒蔵(客家酒)は
みな中小酒業で地域内だけの消費向けに
生産しています。

そのような中で、こちらの客家酒業は
最近地域を飛び出して全国販売、
海外輸出を試みる唯一のチャレンジャーです。

味は南方酒特有の半甜、甜型の甘口のお酒です。
何種類かの系列酒を味見しましたが、
その中でも2種なかなかのくせものを発見
1種目は以前に南方酒に生姜を入れて飲む習慣が
ある事を紹介した事がありますが、
その習慣を応用して
お酒の中に生姜のエキスを含ませています。
甘さの中に生姜の辛味でくどさを減少させ、
ツンと来る後味が感じられます。

もう1種は醸造酒にしては珍しく
酒度が20度以上あり、
口当たりがウイスキーの様にも思えます。
両者とも原料に黒もち米が含まれていて、
強い甘みの中に高級感のあるコク味が魅力です 。

ここでせっかく南方に来ましたので
最近こり始めた普?茶を紹介したいと思います。
中国茶についての説明はかなり大変だと思います。
中国料理、中国酒に比べても、
より多種多様な深い文化です。

色々現地の書物を読みあさっていますが、
それでも一元的な答えの出ない
限りのない世界の様に感じます。

大きく分けると発酵熟度により
青茶(烏龍茶など)、緑茶、黄茶、白茶、
紅茶、黒茶・・に分けられます。

更に各項目ごとに茶葉、木種、地方、
製造法により何百種類にも
及ぶのでないでしょうか?

今日はその中でも日本人に馴染み深い
普?茶を試飲して来ました。
浅はかな知識ですが簡単に普?茶の説明をします。

普?茶の原則は
雲南賞の指定された限られた地域で、
雲南大葉種日西青毛茶を原料として
指定範囲内の製造工程によって
生産したものです。

大きな特徴は発酵熟成等、
よくある話では何十年物の
プレミア高級品は
100グラムあたり何百万
もの値がつき、
投機商品にもなっている。

普?茶の品評は
とてもワインに似ていると
感じます。
熟成年数が重要なだけでなく、
どの年のどの土地のどの木どのメーカー
によって作られたかにより
評価の対象となります。

また茶樹は500年前後の老樹から取れるもの、
今はなき伝説の茶メーカー産など、
かなりミステリアスなバックボーンが
数々あるのも品評する面白みのひとつです。

味は苦くてくせがあるというのが
一般的なイメージではないでしょうか?
しかし、製造工程で大きく分類される、
熟葉、生茶によってその苦味も
だいぶ変わります。

熟茶は煎り焼きを入れてから
発酵させるので苦味は強いですが、
生茶は焼きを入れず
自然発酵させたものなので
始めての人でも苦味が少なく
比較的飲み易いです。

味以外では私自身最も興味深く
好きな所が普?茶の多様な形状です.
置いてあるだけで
立派なインテリアにもなってしまう
この形状によって味や葉の分類が
あるのか探ってみると
あまりその方向には意味がないようです。

広東料理の中でも広い
広東省の中には地域別の
地料理があります。
今日紹介するのは
正確な範囲はわからないですが
広州市に隣接する佛山市、
中山市にかけて順徳区
という場所にあり、
このあたりの地料理は順徳料理とも呼ばれています。


サソリスープ


石山支粽子


青魚つみれ揚げ