2018年 2月 の投稿一覧

日々、黄酒。【9本目】『石庫門12年』(江南派 上海)

久しぶりになってしまったこのコーナー。
理由があります。

一度やったお酒を
一生懸命記録していたのです!

ああ、記憶が。。こんがらがっている。。
まだ10本もいっていないのに。。

というわけで、
アップ寸前まで行って気づき
泣く泣くそれを廃棄し、
またゼロから違う黄酒の記録をつけたため
更新が遅くなりました。。
それでもちょっと間が空きすぎなのですけどね。

今回は、上海唯一の酒蔵が守る
“上海味道”、石庫門12年(シークーメン)です。




上海は浙江省紹興の北部に位置する
中国だけでなく世界でも有数の大都市。
行かれたことがあるという方も多く
「空港で見たことある!」とか
「上海のレストランで飲んだ!」とか
ご存じの方が他黄酒に比べると多い銘柄です。

シークーメンはいろんなタイプがあって
同じ銘柄でも原料が違ったりするのです。

12年は、主原料糯米の他に
熟成期間中にクコ、蜂蜜、生姜、梅など
投入するんですね。

実際、どんな味なのか
どんなチャートになるのでしょうか!


▼石庫門12年(シークーメン) 簡単解説▼

上海に残った唯一の
黄酒酒蔵が誇る
上海代表の老酒ブランド。

王道紹興酒の風味を
にわかに感じさせながら
さまざまな原料を使用し、
一味違った風味を実現。

なでやかで透き通る紅色に輝く
ボトルデザイン
は上海富裕層に好まれる
逸品。

1日目(常温)

■感想
紹興酒にはないフルーティな香り。非常にクリアなタッチ。旨味はしっかり感じる。

★★★
★★


★★★
★★

2日目(常温)

■感想
すっと口の中を通り、追うようにして風味が広がっていく。後味に渋、酸、苦が感じられる。

★★
★★
★★

★★★
★★★

3日目(常温)

■感想
酸がやや飛び出て感じるが、軽やかなタッチ=全体的に小さな六味バランスなのだと気づいた。決して薄っぺらいわけではなく、クリアで上品。後から渋、酸、苦。

★★
★★★
★★★
★★
★★★
★★★

4日目(常温)

■感想
全体的に感じる味の度合いが優しい=紹興酒苦手な方でも飲みやすい。飲む前に振ってみたら軽やかな印象が丸味を帯びてまろやかに。タッチも滑らか。に変わったように感じる。

★★

★★★

★★
★★★

5日目(常温)

■感想
甘、鮮はほんのりと。そこから酸がじわりと広がり、渋、苦が追いかける。味はやはり軽やか。

★★
★★
★★

★★★
★★★

6日目(常温)

■感想
感想は変わらず、後から味がじんわり感じられるが、小さな六角形ができる。全体的に優しい味。

★★
★★
★★★
★★
★★★
★★★

■石庫門12年(江南派 上海) 総括

<石庫門12年 チャート結果>

甜 2.1
渋 1.7
辣 2.3
苦 1.3
鮮 2.8
酸 2.8

日々つけた★=1点とし、各項目の合計を6で割って算出。

紹興酒苦手な方が嫌がるような
独特のツンとくる味や香りが抑えられ、
総じて嫌味のないクリアな味わい。
色も紹興酒と比較して淡く、透き通っている。

紹興酒と他地方黄酒との違いほどではないものの
江南派においては紹興酒と
明らかに異なる風味を楽しめる。

六角チャートで表すとそれぞれが低い数値で
少々頼りないように形に見えてしまうが
決してうすっぺらいというわけではなく、
実際に、黄酒を置くお店で働くスタッフが選ぶ
好きな黄酒ランキングでは
1,2位を争う人気者。

これぞ、上海味道!




商品ページはコチラ→石庫門12年 商品ページ



■「日々、黄酒。」の概要と、はじめた理由

旨仙長donが黄酒を日々飲み、6つの味覚チャートで
その味を表現していきます。

5年間直営中華料理店で
毎日のように黄酒の味を見てきましたが
まだまだ自分の舌は未熟で、
飲むたびに味のブレを感じます。

でもみなさんになるべく正確にどのようなお酒かを伝えたい

そのためには、
ブレを少しでも反映させないためにも、
1銘柄につき6日間飲み続け
それを毎日チャートで残し、最終的に平均化して
チャートを確定していこうと考えました。

毎日その黄酒についてのチャートと感想を記録します。
みなさんにはどんなお酒なのかを知って頂くことで
ご購入のヒントになれば
と思っています。

~~黄酒6つの味覚~~
・・・甘み
・・・渋み
・・・辛口、アルコール感の強さ
・・・苦み
・・・旨み
・・・酸味

以上を踏まえて、各黄酒の味を
独断により点数付けしております。
====================================================

【旨仙長日記16日目】スパイスカレー×日本酒飲み放題(神田 nomel)へ参加してきました!

2月も後半戦へ入っていきますね。
時折
暖かな日が混じるようになってきて
僅かにでも春の足音を感じる
今日この頃です。

昨晩、日本酒のイベントに参加してきました。
たまたまネットで見かけた
「スパイスカレー×日本酒飲み放題」
という意外な組み合わせに
引き寄せられました。

緊張しいの僕は
1人でいるのは好きなのですが
1人でお店に入る、というのは
結構苦手であります。
1人旅などは好きなんですけどね。
青春18切符使って2~3日かけて
北海道の野外フェス行ったり
広島へ傷心の旅として
お好み焼き食べに行ったり 笑

でも、お店に入るのは
結構ドキドキしたりしています。
わかっています。
こういうのは自意識過剰。
小心者なのです。認めます。

というわけで興味を抱きつつ
少し腰が引けたのですが
結局行ってみたい気持ちが強く
気になって主催者の方にメールしました。

僕もイベントを主催していて
自分がこんなタイプの人間なので
お一人参加の方は
お節介ながら結構心配します。
でもそんな心配をよそに、
すぐにその場に溶け込む方を見ると
尊敬します。
すごいな~羨ましいな~と。本当に。




「お一人様の方多数なので、大丈夫ですよ!」




と店主山崎さんから
心強い返信を頂き、安心して申し込みしました。
お一人でイベントへ参加する方の気持ちが
よくわかってこれもいい経験となりました。

場所は、小川町から徒歩数分。「nomel」さん。
HPはコチラ→ nomel HP

HPにお店への行き方が詳しく書かれているので
迷うことなく辿り着きました。
18時から開始でしたが
仕事が押して到着は19時半ぐらいに。
ドキドキしながらエレベーターへ乗ります。

中へ入ると・・・
おお、賑やか!
楽しそうで明るい雰囲気に
僕も少し緊張が和らぎます。

会費は5000円ポッキリ。
日本酒飲み放題+スパイスおつまみ3品(カレー有)
はとてもお得だと思います。

料理は、西小山の「小さかった女」さん。
こちらFB→小さかった女 FB
ちなみに僕は小さい男(現在進行形。いつか。。)

座る席をご案内頂き、スタート!
目の前に座るお兄さんが
とてもフランクな方で
日本酒のこともいろいろと教えてくれて
大変助かりました。
「これは飲んだ方がいいですよ!」
「こんなのも置いてる!?これは絶対飲んだ方がいいですよ!」
とお薦めしてくれたりして
飲んでいる内に
すんなりとその場の空気に
入り込めたような気がします。
感謝。お名前聞き忘れた。。


おつまみその1
ほくほくのジャガイモおつまみ。(料理名忘れた。。

上に乗ったミートソースのような
餡が「まぁ飲めや飲めや」と
誘ってくれます。
芋の甘味って日本酒によく合うのですね。
福建省の缸缸好もよく合うので
通じるものがあるように思います。

おつまみその2は
写真撮り忘れましたが
大きな鶏肉の串焼き。

スパイス使用の味噌(かな?)
が塗りたくられていて
あーこれ紹興酒欲しいな~
と思いながらほおばりました。
スパイス×濃厚な味付けは
ほぼ間違いなく紹興酒に合います。
こちらもかなり食べ応えあって
美味しかったです!
(もちろん日本酒で大満足ですよ


酒で悩んでいると、同じく酒を取りに来た
どなたかから「これがいいよ」と教えてもらい
そのコミュニケーションも楽しいし
酒って人との距離を縮めてくれる
いいもんだな~と改めて感じました。
逆に飲みすぎると、
人との距離を広めることにもなるので
注意しなきゃいけませんけどね。。

そう、nomelさんは
普段は60種類の日本酒が3000円で飲み放題!というシステム。
食べログで見ると店主山崎さんは
この仕組みを生んだパイオニアとされる
新宿御苑の「やまちゃん」ご出身とのこと。
僕は行ったことがないのですが
気にはなっていました。

これ、ものすごくいいですね。
酒を純粋に楽しみたい方には。
おつまみは持ち込み可。
酒は冷蔵庫から自由に取り出して
好きなだけ飲める。
銘柄もたくさん。
初体験してみての感想は
とても楽しい。

途中、滝ゆみさんという方が
初の出版という
写真集の紹介もありました。
クラウドファンディングを活用して
自費出版のようです。
動物のユニークな表情が楽しめる
あたたかな写真集。
本はもちろんなのですが
とても楽しそうに
本の紹介をされているのが
印象的でした。
3月に発売されるようです。
動物たちへのラブレター
※勝手に紹介しているけどいいかな。。発売前で写真がないのが残念


時間もクライマックス。
メイン!スパイスカレー!
さらりとしたスープに、パラパラで弾力あるお米。
長粒ではないのに、パラっとしている。
お米は厳選しているようです。
スパイスは15種類ほど使用しているようで
酸味がかった風味が食欲を掻き立ててくれます。
とても美味しかったです。

最後デザートにチーズケーキもありました。
太っ腹!しっかり食べた僕のお腹も太っ腹に・・・。
こちらも写真なしです。
この頃には結構酒が回っていました。




小さかった女さんたちともお話できたり
酒を選びに行ったのに冷蔵庫前で
鉢会った方と立ち話に花が咲いて
その場に居座ってしまったりと
とても楽しく過ごさせてもらいました。
お酒をいろいろ解説してくれる
ヒョウドウさん(僕同様参加者の方ですが)
にもお世話になりました。
最後しっかり御礼できなかったな。

みなさん幸せそうな顔して帰っていきました。
僕も、最後まで輪に加えてくださった方々と
連絡先交換をし、次回は●●へ行こう!
と約束をし、帰宅。
輪が広がるのも楽しいし嬉しいですね!

飲んだお酒たち。
撮影していないものもあります。

個人的には
風の森、くどき上手Jr、珠韻が
好きでしたー

またイベントには参加したいと思います。

旦那の酒蔵訪問記 vol.15 雲南省~やっぱりあった タイ族料理店で出会った紫米地酒~

旦那の酒蔵訪問記

※リニューアル以前にアップしていた記事を
再編集してアップしております。


今回の訪問先は、雲南省昆明です。すみません!
今回は別件の案件で来ましたので、そのついでの
レポートとなります。

酒蔵訪問のレポートは無く現地での市場調査と
行ったところです。事前情報から雲南省で市販
されている醸造酒は全くなく、すべてが白酒で
あったのも、理由の一つです。

まずは、昆明の街の印象ですが、だいぶ内地
なのですごく田舎で、汚いところなのかと
思いましたが、街は大きく発展していてビックリです。
衛生的にもきれいで、サービスも他の大きな街よりも
ぜんぜんいいと思います。物価も沿岸の大都市と
比べるとだいぶ安く、旅行するにはすごくいい所です。

また、昆明を拠点に雲南の各地のいろいろな少数民族
文化や大自然を堪能しに行く絶好のスポットです。

今のうちに、変に開発される前に。
中国一のおすすめだと思いますよ。
すみません!今回は本当、
お酒ネタほとんどありません。


久しぶり御対面、人面フルーツに蛇皮フルーツ。
相変わらず気持ち悪いです。


縦と横の違いがあるが、見事なパクリ具合。


雲南地ビール新一代と風花雪月。
風花雪月すっごくおいしくないです!
みなさん気を付けてくださいね。

水が半分混ざっているのではないかという
薄さと気の抜け具合。


米白酒ミニタイプ、これはすっごくおいしい。
私の好きなタイプですね。
日本の米焼酎に通ずる美味しさがあります。
雲南の白酒の原料は、高粱ではなく、
ほとんどが米ですので大変飲みやすいと思います。


お酒のあては、無理やり雲南名物ファストフード米線、
具だくさん汁ビーフンと言ったところでしょうか。

熱熱の大量のスープに薄切りの生の食材を入れて
火を通す。結構おいしいです。
これで値段は日本円で400円ぐらい。



雲南省で一番大きな市場。ここには、
雲南各地で採れた自然豊富な野菜やきの子が
たっぷり揃います。

内地ならではの干し肉もたっぷり。金貨ハム同様、
雲南の宣威ハムは、中国を代表する老子号牌。
ピータンは私たちにとって馴染み深い黒い白身
でなく、透明な白身なもの。また、ピータンよりも
シエンダン(塩漬け卵)の方が多く販売してます。


雲南名物焼き豆腐。店によって臭豆腐を使ってたり、
素の豆腐干を使ってたり、食べ方もいろいろ。 


中国の食べログで高評価の店。
雲南バーベキューを一人で寂しく堪能。


いろいろな野草を効能の説明付きで
食べさせてくれるレストラン。

ついでに3種虫の盛り合わせ。サクサクして、
かっぱえびせんののりで食べれば問題なし。


少数民族タイ族のレストラン。
ついに見つけました雲南の醸造酒。

こちらのお店の自家製なので市販は
されていないよいうです。
結構、飲みやすくおいしいです。

原料は紫米、酒度15度で酸味の強い
梅酒に近い味です。でも、飲み終わりには
しっかりと穀物類のほのかな香りが残ります。
good job!タイ族!いつかタイ族と一緒に
このお酒を日本へ輸出できれば。




最後に、次回はまた来る予定があります。
残念ながら醸造酒酒蔵を見つけることができませんでしたが、
雲南省では、米、紫米を使った蒸留白酒が主流であることが
わかりました。そこでよく目にした米白酒の産地が、
どうやらプーアル茶の産地プーアルにあるらしいので、
そちらへ訪問したいと思います。

プーアル茶は、有名ですがその場所プーアルを
紹介した映像を見たことがありません。
まだまだ未開の土地だと思われます。
プーアル茶と一緒に米白酒の酒蔵さんを
訪問することを楽しみにしたいと思います。

【旨仙長日記15日目】ポルトガルのお酒と郷土料理を堪能。ざわわざわわ、若葉の音。

先日、東京を混乱に陥れた大雪が
道路脇にまだ残る、とある平日。

直営店の統括マネージャーりきさんと共に
夜な夜な代々木八幡へと繰り出してきました。

お目当ては、ポルトガル本格郷土料理店として
ミシュランのビブグルマンにも選ばれたことがある
「クリスチアノ」さん。

ワインはポルトガルワインを
80種揃えている、ということで
この時点で黄酒売りとしては
大変興味を惹かれました。
料理は自家製バカリャウを使用した
現地料理やポルトガルらしく
魚や野菜料理が多数ある
など随所にこだわりが感じられる
お店さんです。
※詳しくはコチラHPを参照推奨

行ったのは火曜日の夜10時でしたが
閑静な代々木八幡駅周辺の雰囲気とは裏腹に
店内は多数のお客さんで賑わっていました。

早速ポルトガルワインからスタート。

微発砲。軽やかな酸味ですっきり。
始まりにぴったり。
マネージャーりきさんがポルトガルビールを
注文していたのでこちらも頂きましたが
こちらも爽快な飲み口。
苦味が柔らかで飲みやすい。

その後、
ポルトガルワインコーナーから
お酒を選び続けましたが、
マデイラを飲んで、
陝西省の黒米酒を連想し、
ポートワインは
福建省の缸缸好を思い出しました。

思えば
缸缸好は、米の白酒を添加するので
酒精強化ワインと似ているのです。
紹興酒しかり。
気づくの遅い。
以前のシェリー体験(コチラ前のブログ)
なぜ気づかなかったのか。鈍感です。
酒も繋がっているのだな。

あとグラッパも頂きました。
お店で初めて白酒を飲む方に時折
「これグラッパみたい!」と言われるのですが
白酒ほど荒くれものでなく
大変上品で飲みやすかったです。

料理は大変迷いましたが、
バカリャウは食べたいなと思っていたので
バカリャウ料理の中でも
今回はじゃがいも、卵の炒めを注文。
「味、わからないと思いますよ笑」と
スタッフさんから言われましたが、
中華でいうハムイみたいなものですね。
直にかじってみたい。

その他
特に印象に残っているのは
揚げソーセージ。
豚血のリゾット。

ソーセージは周りはカリカリの衣ですが
中身はシーチキン(幼稚な例えですみません)
のような柔らかな具。
肉をペーストにしている?
酸味が利いてて
ワインによく合いました。
画期的なソーセージ。

豚血は、直営店でも使っていたので
どんな形で出てくるのか楽しみで注文。

実は僕は血が苦手で、
レバーなんてはとても食べられないのですが
(ここのレバ刺しはいけるよ!
というところでもダメなんです)
このリゾットはその血の香りが
ほのかに香り、
しかもそれが旨味に感じられて
パクパクと食べられました。

台湾などでもお馴染みの大根餅も注文。
ポルトガルは天婦羅発祥の地ということで
大根餅の天婦羅。自家製のソースと共に。
そのまま食べても大根の風味を感じられて
おいしかったですよ。

現地のお酒と現地の料理。

これを実現されているお店さんって
意外と少ないのです。
実現しているところが
すごい、すごくないという話ではなくて
僕らも現地のお酒と料理、というところに
気持ちを持って運営しているので
同じようなお店さんとの出会いは
ワクワクするし、
迷惑だと思いますが
勝手に仲間意識みたいなものを
感じるのです。

鴨御飯(撮り忘れ)や
デザートもしっかり頂きまして
お腹パンパン。酒もほどよく回り
気持ちのよい夜を過ごさせて頂きました。
Estou satisfeito!!



誰もいなくなった店内で
お店の方々とお話させて頂きました。
面白い話がたくさん飛び出てきて
とても刺激的でした!

そして実は実は
ここから今後、
楽しいことが起こりそうな予感です。
ギアがギギギと動き出しております。
これはまた、おいおい。。
このときから
僕の心の中ではすでに雪などなく
春のそよ風も通り越して
青葉のさわさわとそよぐ音が聞こえます。
なんのこっちゃ

終電に間に合った!と思って電車に飛び乗って
今後のことでワクワクしていたら、
ふと逆方向に乗ったことに気づいて
我に返って途方にくれた、参宮橋の夜。
記念に撮影。