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旦那の酒蔵訪問記 vol.12 紹興・上海 後編~江蘇と紹興の個性が織り交ざった黄酒~

旦那の酒蔵訪問記

2つめの酒蔵さん百年乾昌酒業、同じ浙江省にありますが、
紹興市からバスで北西1時間半、太湖の西側に位置する小さな町です。

こちらの酒蔵さんは、前述の酒蔵さんとは対象的で、
昔ながらのほのぼの経営。
2代目の若社長が親切に対応してくれました。

商品構成も対象的で、
たくさんの昔からのレーベルが入り交ざり、
どれがこの酒蔵さんを代表する味なのか混乱してしまうくらいです。
そんな中で、こちらの酒蔵さんも
最近になり2つの現代版のレーベルを開発、
ターゲットを絞ったマーケティング戦略を始めたらしいです。

ひとつ目は、「8度」と言うレーベルのズバリ若者向け黄酒。

8度は、酒度を意味していて、
(確か江西省の代表的な
地ビールも8度と言う名前でしたね、
完全にかぶってしまってますね。
ちなみにこちらの8度の意味は、
酒度じゃなく、原料の濃度比率。)
飲み口スッキリ、低酒度で、
たくさん飲めて二日酔いをしない。

「夏場に冷やして飲む黄酒」を
キャッチコピーに、
ボトルもポップな感じで
お洒落を意識
(いまいち田舎臭いデザインですが。)。

味は、正直いまいちです。
スッキリ感は、ありますが、
ただ、それだけに意識してしまい、
本来の黄酒の良さがないがしろな感じがします。

もうひとつのレーベルは、
現在お酒自体は完成されているらしいのですが、
ボトルはまだ製造段階。
写真をお見せする事ができません。
高価格帯のレストラン事業者向け。
味は、上品で
こちらの酒蔵さん独特な個性を
感じさせてくれます。

江蘇黄酒と紹興黄酒の間に位置する場所と比例して、
江蘇のサッパリと紹興の重厚がうまく調和し、
更に酒蔵さんの個性がうまく混ざりあっています。
製造工程の特徴として、3段階醸造(紹興黄酒は、2段階)で
ゆっくりと旨みを抽出、更に冬虫花草を加えます。
これらの工程がこの独特な個性の源なのでしょう。

さて、いつもながら私は、
酒蔵さんや、
その他買付でメーカーさんに訪問する時間を
だいたい午前10時ぐらいに伺います。
いやらしい話ですが、
ほとんどどのメーカーさんも
この時間帯に伺うと、
昼食を御馳走してくれます。
ただご飯を御馳走してもらうのが目的ではなく、
自分では探せない現地の人しか知らないような
土菜(郷土料理)のお店に連れて行ってくれる事が狙いです。

覚悟しなければいけないことが、
昼食と思い挑んだところ、
そこから2,3次と
飲み会に発展してしまう事が多々あります。

もちろん乾杯・乾杯・・です
(特に田舎町は、間違いなくこのパターン。)。
湖州の料理は、基本的に辛味の無い
江南地方特色の物ですが、
安徽省や江西省の省境寄りに
位置することにより辛味が結構入り、
この地域、独特な食文化を形成しています。

名前は忘れてしまいましたが、
太湖周辺でよく食べられる魚です。
紅焼味、魚自体すごくおいしです。


地鴨辛味煮込み


カエルの蒸し物泡辛椒油かけ。カエルぷりぷり。


ゆで川エビ。この川エビは、太湖特産。太湖周辺のレストランでは、どこでも定番。


蚕と韮の炒め物。従業員の子の絹糸生成家業、
そこから養殖蚕を持ってきてくれました。

そのまま太湖沿いに
ぐるっと上海へ戻る予定ですが、
ちょっと寄り道を。
まずは、紫砂壺の特産地、宜興市。
市中心から30分ぐらいの所に
丁獨鎮という場所があり、
そこが生産地で大きな卸売市場があります。

東京ドーム5,6個・・・もっと?
とにかく大きい、
中国のどんな物の卸売市場でも、
やたらでかい。
販売しているものも、
さほど代わり映えしないものがほとんどで、
よくこれでどの店も経営が成り立つと、
いつも不思議に思います。

蘇州では、li kou と言う
家具卸売市場へ、
こちらも上記と同様で、
ただ大きいだけで、
たいした物は無いです。
わざわざ遠方へ足を運ぶより
近隣の都市部(北京・上海・広州)で
多少高くても、そこに集められた
洗練された物を買った方が早いなと気づきました。

瓦工場へ、前々から中国の瓦屋根に興味を持っていた私は、
ついに瓦工場の生産現場へ訪問。
さすが、アナログな手工芸。
ついでに隣人の家具工場にもお邪魔しました。

参観後は、社長さんと意気投合して、飲み会へ。
太湖のすぐ裏手にある社長さんのレストランらしい。
上海蟹5ハイ食べさせてもらいました。
ちなみに3人で白酒2本。

この白酒は家具工場の社長さんが持ってきた、
何かの木を漬け込んだもの。

いろいろな話の中、
家具で使う木についてレクチャー受けました。
希少で高価な
樹齢何百年というような木材は、
東南アジアからすべて輸入しているそうです。
それらの木材自体、または、
それらを使用して加工した家具は、
年々価格が上がり、
富裕層のユーザーが
投機目的と併用して家財として
活用しているそうです。

東南アジアの森林の乱伐問題は、ここに有りかな?
宴の終わりに日本での再会を
約束されてしまいました。
恐ろしい。

【旨仙オフ会5】黄酒、飲みに行きませんか? →中洞(千石)へ行ってきました!

2018年9月27日。
木曜日。

旨仙オフ会
第五回目の会場はこちら。
巣鴨駅から歩くこと7~8分ほどかな?
『四川家庭料理 中洞』

一足早く到着して
写真をパシャパシャ。

壁の熊猫(パンダ)はなんと
中洞さんの手書き。
すごい!!

上手で味のあるメニュー。
こちらも中洞さんお手製。
才能にあふれていますね!うらやましい!

時計も特注。
熊猫がいっぱい。
中洞さん、
四川でパンダ数十匹と出会って
それ以来、虜になったようです。

料理は今回は
コースにしてもらいました。

過去の経験上、終わったあとに
「まだ食べられる!」という方が
多かったように思うので
シェフ中洞さんに
どのぐらいがいいですかね~と
聞かれたときには
「がっつり多めにお願いします!」
と話していたのでした。

19時前にご参加の方々が
ちらほら集まり出します。

参加者はトータルで16名は
過去最大人数。
少しずつ増えています!
男女比はぴったり半々。
貸切での開催です。

過去にご参加頂いた方には
旨仙Facebookの
秘密の部屋でご案内しているのですが
初めての方々は

Twitterで見て
メルマガで見て

ということでした。
ああ、
見てくれているんだなぁと
嬉しくなります。

乾杯!

いつも最初は
少し固い雰囲気が流れていたり
するのですが、
今回は今まで以上に
最初からやわらかで
いい雰囲気だったように思います。
話しやすいムードがありました。
そのせいか
何度も来て頂いている方
初めてご参加頂いた方が
一緒になって
お話されていたように感じて
嬉しく楽しい気持ちになりました。

酒はどのぐらい飲んだのでしょう…
中洞夫妻が若干驚いていたぐらいは…笑
「みなさん飲みますね~!」

4テーブルに分かれていたせいか
黄酒のボトルはもちろん
飲みくらべのセットを
ご注文されていたり
レモンサワーを
チェイサーにしながら
黄酒を楽しんでいたり
白酒を堪能されていたりと
今回は各卓
さまざまなスタイルで
楽しまれていたように思います。

旨仙のオフ会は
黄酒が好きな方々も
もちろんいらっしゃいますが
実は
興味がある
飲んでみたい
という初心者の方の方が
多いんです。
「黄酒(紹興酒)が好き!」
という人は
そもそも多くないので。

こういう場を通して
1人でも多くの人の
お酒のひとつの選択肢
なってくれたらいいなと思います。

本当にあっという間に
時間になってしまっていた。
料理にもお酒にも
大満足でした。
※料理とお酒のレポートは
「ぶらり 黄酒探訪 店レポ編」にて
お伝えします!乞うご期待!

もっとお一人ずつ話したかったのですが
16名ともなると
なかなか難しいですね。。

そして
少し予定の時間より
押してしまいました。
中洞さん、すみません。。

しかし楽しい時間はここで終わらず、
このあと自然と
二次会に行きました。
思えば一次会の場所で
「次行こう!」となったのも
初めてだったように思います。

僕は飲みすぎたようで
思いっきり最寄り駅を寝過ごし、
かなり離れた見知らぬ駅で
1人朝まで過ごすことに・・・
それを差し引いても
余りあるぐらい楽しかったです!

また次回、乾杯しましょう!

\ 黄酒、飲みに行きませんか?5 完 /

■日時 2018年9月27日(木)19時~
■場所 四川家庭料理 中洞
https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132301/13224480/
■参加人数 16名
■会費 9400円 / 1人
みなさんの酒量により予定よりオーバーしました。。

【旨仙長日記54】実験!紹興酒の観察日記~コルク 最終編~<抜栓20日>

紹興酒は封を開けてから
どのぐらいもつのか?
コルク蓋の紹興酒(黄中皇)で
実験中。
今回、開封後20日目の模様です。
※ちょっと時間差ありますが
2018年9月14日確認したもの

なんと!!
わかりますでしょうか?

色が濁ってきています。
白が混じったような感じ。
明らかに劣化の症状です。

実はもう1本開けていたものがあったので
それと見比べてみると

クリアさが違いますよね?
(わかりづらいですかね。。)

クリアな方は
23日に開けたもので
劣化した25日に開けたものより
クリア。
これは、抜栓してから
一度も蓋を開けていないからだと
思います。
こちらは量も少ししか減っていないので
空気に触れる回数、面積が狭い。
このような状態であれば
常温でも
3週間以上はもつということが
わかりました。

抜栓して、何度も蓋を開けた
25日開封のものは
20日間で劣化が確認。
常温で約3週間保管可能。

味は、若干ですが
渋味、苦味が強まり、
甘味と旨味が弱まって
余韻も
すぐに消えてしまう印象を
受けます。
でも目隠ししたら
わからないかもしれない。

個人的には
紹興酒は
色も魅力のひとつなので
濁っている時点で
アウトかなと思います。

これにて
紹興酒実験 黄中皇編は
おしまい。
次回はボトルの形状が
異なるものを
試してみたいと思います!

前回レポートはこちら

【旨仙長日記50】実験!紹興酒の観察日記~コルク編~<抜栓10日経過>

▼開封後20日経過の黄中皇10年
 甜(あまさ)2.6★★★
 渋(しぶさ)3.4★★★
 辣(からさ)2.8★★
 苦(にがさ)3.4★★★
 鮮(うまみ)2.8★★★
 酸(さんみ)3.4★★★

▼過去6日間飲んではじき出した平均値(現チャート)
 甜(あまさ)3.0★★★
 渋(しぶさ)3.0★★★
 辣(からさ)2.0★★
 苦(にがさ)3.5★★★
 鮮(うまみ)4.0★★★★
 酸(さんみ)2.7★★★

【旨仙長日記53】紹興酒せんべろ行脚1~翠葉 弐千 (桜木町)~

気軽に紹興酒とおつまみが
楽しめる場所を
探し求めて。

せんべろが現代のご時世を象徴する
ひとつの文化となりつつある昨今ですが
紹興酒を気楽に楽しめる場所というのが
意外とないのです。
だからついつい行ってしまう
バーミヤン。
紹興酒100円ですからね。。

けど、本当にないのかな?
ちゃんと探してみた?
自問自答。

ちょっと探してみよう。

・・・

・・・

お。

おお!!

少しずつ耳寄りな
情報との出会いが!

そしてそして、今日。

大きな大きな一歩を
踏み出します。

紹興酒好きのみなさん!
お待たせいたしました!(待ってない?
始めます!
紹興酒行脚の旅。
それほど頻繁に
更新はできませんが
月1~2程度で
お伝えしていければなと
思っております。

記念すべき1日目は
中華の街、
横浜です!
桜木町です!

桜木町はランドマーク側しか
行ったことがありませんでした。
逆の裏側に
ちらほら飲み屋が
並んでいる場所があるとは。。
神奈川県民失格ですね。。

それでは、レポートです!

■紹興酒せんべろ記

桜木町から歩いて5分ほど。

人通りもそれほどない路地に
あります。
翠葉 弐千(すいよう にせん)。

19時頃行きましたが
お客さんは僕だけでした。

↓メニューの一部

そうそう、
こういうちょっとしたおつまみで
よいのです。
個人的には
豆腐干の和え物がないのが
残念。。あれ好きなんです。

早速、紹興酒(420円)と
ピータン(400円)、餃子(320円)を注文。

最初に枝豆が登場しました。
お通し。
これが後の誤算に。。
味は特殊な液に漬けているのか
柔かく、味も美味しかったです。
何の味なのか聞いたのですが
「特別な自家製漬けダレです」とのこと。

紹興酒は何も言わないと
ロックで出てきます。
正直、ストレートでお願いした方がよいです。
ロックだとすぐになくなります。

少し経ってから
お一人様がぽつりぽつり
入ってきました。
常連さんらしき人たちも。

店員さんは感じが良い中国の方でした。
常連さんと同じテーブルに座って
話すあたりはまさに中国。
気さくに声をかけていく常連さんが
何名かいたので
あの店員さんのファンが
多そうだなと感じました。

こちらのお店は
餃子が売りです。
実際に皮も中の具もふんわりとしていて
美味しかったです。
周りのお客さんも
全て餃子を注文されていました。
2名で3皿頼む方もいましたね。
一皿320円ですから。

紹興酒はさっきの反省を踏まえて
ストレートで注文。
味はちょっと甘口でした。
一般的な紹興酒が苦手な人は
飲みやすいかな?

これがその紹興酒。
お会計のときに撮らせてもらいました。
初めて飲む銘柄。

そう、そして
最後に衝撃のお会計。

な、なんと、2000円超えていた。。。
せ、せんべろじゃない。。。

すみません!
お通し代&消費税を入れずに
計算していたのです。
間抜けすぎました。
こんな落ち。。許されるのでしょうか。。

でも、餃子2皿と紹興酒2杯なら
ぎりぎりせんべろ
っていう感じです。

紹興酒を気軽に楽しめるお店としては
入りやすいし、よいかなとは
思いました!
無理矢理まとめたようになってしまいましたが
次回はヘマしません。。
よろしくお願いします。。

■店名
翠葉 弐千(すいよう にせん)
https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140102/14008592/dtlmap/

■注文商品
・ピータン
・餃子
・紹興酒×2杯
※お通し代かかります。枝豆

■紹興酒せんべろ度 ★★★ 3.5点(5点満点)
たくさん飲みたい方は
つまみ1品と紹興酒2~3杯
がよいかなと思います。
お通しの枝豆は
今回は誤算の元になりましたが
よいつまみでした。

旦那の酒蔵訪問記 VOL.19 福建省~紹興に次ぐ黄酒名産地!紅麹を使用した爽快な黄酒~

旦那の酒蔵訪問記

今回は、福建省へ。酒蔵へ訪問ついでに最近
マイブームのきの子に関係する事柄もレポートします。

日本人からしたら名前は知っているけどあまり
馴染みのない都市福建。わたしの印象では日本に
滞在してる中国人は福建省の人達が一番多いのでは
ないかと思っています。

また、昔では貧しい土地柄、日本へ出稼ぎに来ていた
貧しい民族でしたが、現在、気概のある性格と福建
コミュニティーを生かし、中華街を支配し、関東近辺の
中華系のレストランも多くが福建人達が仕切っている
すごい商売人のように思われます。

そのなか、私にとっての印象の福建省、
20年ぶりの訪問でどのように変化したかも
楽しみのひとつです。

さあ、福建省の中でもアモイの様な有名な観光地が
ありますが、観光地とは無縁のルート
「福州ー古田ー寧徳」へ突進して行きます。

福州は、福建省の政令都市。町の規模も福建省では
一番大きく発展した大都市です。
街並みはたいした面白味はありませんので、
いくつかの福建省の特産食を紹介します。

全体的にはそんなに食文化が発達している
地域ではありません。味付けが、結構、
なんでも甘酢っぽくしてしまう傾向が。
海岸沿いの地域なので海鮮物が豊富です。
特に牡蠣を使った料理が有名です。

牡蠣オムレツ

牡蠣饅頭(町中のファストフード)

魚の身で作った皮で包んだワンタン

福建省北部の特産赤米を加工した紅麹料理。
(なんでも浸けちゃうみたい!

昆布、魚皮、紅麹和え

魚、紅麹の煮つけ

紅麹ハンバーガー

肉系の特色料理は、ライチ肉、酔っ払いスペアリブ、
この2種類は、どこの福建伝統料理店にもありました。
両者とも日本の酢豚っぽい味付け。

佛跳壁(お坊さんが、このスープを飲んでおいしくて、
壁を飛び越える、という名の由来の高級スープ)
と福建地ビール雪津(まずい!)

一応、福建で一番有名な佛跳壁を食べさせてくれる
老舗レストラン。一番高いもので
10人前約日本円15万円なり!

内容は、フカヒレ・魚浮袋・あわび・
アキレス健・しいたけ・なまこ・貝柱・鳩の卵

古田は、きの子の生産地と有名な町です。
雲南省の野生のきの子とは違い、こちらは、
養殖もの。村単位で多量のきの子を
生産しています。

雲南省のいろいろな種類のきの子とは違い、
決まったいくつかのきの子を効率よく
大量生産しています。

しいたけ・きくらげ・茶樹茸・キヌカサ茸。
こちらは、中国一のきの子市場とのふれ込み。
そんなに大したことないです。
時季外れか、雲南省のフレッシュきの子とは
違い、すべては乾燥きの子。

きの子の村へ潜入。

菌床作り

こんな感じで乾燥・袋詰め

古田のあるレストランで。
さすが、山中なので
結構マニアな食材が。

 

うさぎの燻製。ここらへんは、このうさぎの
燻製肉が特産らしい。おいしい!

  

さて、本番の酒蔵訪問へ。古田からさらに
山中へガードレールがない山道を3時間かけて
到着。そこは海抜1200メートルある山村隠れ里。
こんなところに・・・。

福建省は江南地域(紹興)に次ぐ黄酒生産地です。
特色としては、この地域の特産品の赤米から作った紅麹を
使用します。その影響か、全体的にお酒の色は
薄っすら赤色に染まり、酸味が紹興酒よりある味わいです。

藍田酒業。もともとは、この村で古くから受け継がれ
作られていた地酒。2009年生産地を拡大して、商いへと。

ただ、効率を考えて交通網の発達した所への移動、
建設をせず、水にこだわり、福州のすべての水の源流地
であるこの山里に留まり、さらにその他の原料、もち米・
紅麹もこの里で生産された100%自産の今では
珍しいピュアなお酒です。

紹興酒特有の白酒による酒度調整や、調合技術などはなく、
いたってシンプル原料そのままを醸造し、その他は
手を加えず寝かせる。さらに3年5年熟成をさせますが、
それ以上の熟成は、紅麹の影響で逆に味がぬけて
きてしまうと言うことで、年代ものは、ありません。

味わいも紹興酒の様な重厚感はありませんが、
素直に素材の味わいを楽しめます。

また、このさっぱり感に紹興酒を飲みなれた方には、
いまいちかもしれませんが、後味に口中に残る
芳香感は紹興酒を超えます。

昨今日本酒の潮流にあるフルーティさにも近いような
感じもあります。黄酒には珍しいサッパリ辛口です。

これは当たりですね!黄酒の尖がった特色はないですが、
酒として完成度は最近では一番です。

時間が余りましたので港町寧徳を探索です。
ここは、中小規模の田舎町、習近平が
以前この町の市政を司っていたとかで有名な町。

古きよき街並みが残る素敵な町です。
食材も豊富で食べるものも美味しいです。

すぐ近くには、たくさんの離れ小島が点在する
観光スポットもあり、中国の港町の風情を楽しめました。

日本人には全く知られてない町ですが、
もし福建省に来るなら、この町に是非立ち寄ってください。

町の散歩中、見つけた何かの集会?
なんか感じたことのないカオス!なんなんだここ?

さすが福建省一番の港町市場、
おっきくて見たことの無い地魚がいっぱい。

フェリーに乗って離れ小島へ、海は濁ってる・・・

最後の晩餐、別名 赤ちゃん魚(泣き声が赤ちゃんに
似ているから、と言う。ちょっと食べるにはきついな。)

正体はオオサンショウ魚です。天然記念物で、
もちろん中国でも捕獲禁止。
でもこれは養殖もの。これならOK。

頭と尻尾はスープに、胴体は、唐揚げにしてあんかけ。
2つの料理へ。
超おいしい~!絶品!

【旨仙長日記52】実験!紹興酒の観察日記~コルク編~<抜栓16日経過>

紹興酒は封を開けてから
どのぐらいもつのか?
コルク蓋の紹興酒(黄中皇)で
実験中。
今回、開封後16日目の模様です。

12日目にも様子を見たのですが
写真しか記録に残していないので
写真をアップ。

それで、こちらが今回。

まだ色はクリア。
よくない状態は
くすみというか
透明感がなくなります。

味はどうでしょう?

甜、鮮は
しっかり感じられるものの
渋味や酸味が
弱くなっているような印象。
そのせいか
味の広がりが弱く
尾を引かない。
おそらくそろそろ
色にも影響が出てきて
全体に劣化が見られるように
思います。

にしても2週間を越えても
常温保管でまだ”生きている”ので
比較的強いお酒と
言えるのではないでしょうか?

前回レポートはこちら

【旨仙長日記50】実験!紹興酒の観察日記~コルク編~<抜栓10日経過>

▼開封後16日経過の黄中皇10年
 甜(あまさ)3.2★★★
 渋(しぶさ)3.1★★★
 辣(からさ)2.4★★
 苦(にがさ)3.2★★★
 鮮(うまみ)3.3★★★★
 酸(さんみ)3.5★★★

▼過去6日間飲んではじき出した平均値(現チャート)
 甜(あまさ)3.0★★★
 渋(しぶさ)3.0★★★
 辣(からさ)2.0★★
 苦(にがさ)3.5★★★
 鮮(うまみ)4.0★★★★
 酸(さんみ)2.7★★★

2018.9.3(月)【純100%!醸造ライチ酒販売開始しました!】

ライチ生産量世界一の中国。
その中でも広州は名産地として
知られています。

その広州で上質の茘枝を使用して造られた
「醸造ライチ酒」を仕入れました!

白ワインと同様の製法、
ただ白ワインのようでありながら
ほのかなライチの香りにより
一味違った風味を楽しめます。

ぜひボトルごと冷やして
お召し上がりください!

http://www.umasen.co.jp/?pid=134427754

【旨仙長日記51】実験!年数の違いは見分けられるのか?<黄中皇(紹興酒)編>

今日は台風接近する中
恵比寿のお店さんへ訪問。

そのお店さんは
甕出し紹興酒の飲みくらべセットを
やられています。
紹興酒の飲みくらべは
いろいろなお店さんで
よく見かけますよね。

実際、自分は見分けられるのかなぁ。。。

と思って、抜栓した年数違いのお酒が
あったので、試しに飲みくらべてみました!

というわけで連日の実験シリーズ第2段。
紹興酒の酒齢の違いは見分けられるのか?

今回は、黄中皇の5年、10年、20年で
実験してみました。

下記、個人的な感想です。

<色>
5年が一番色濃い。5年と10年の差は少しわかりづらい。
というか10年は昨日レポートした抜栓11日後のものなので
少し濁りだしているかもしれない。。。
(これは明日引き続きレポートします!)
20年が一番透明感がある。これは間違いない。
写真だとわかりづらいと思いますが。。

<香>
5年は酸味が強めに入ってくる。お酢に近いような香りがする。
10年はその酸味が和らぎ、ややスイートさが出てくる。
20年は5年で感じた酸がなく、濃醇な香り。ナッツを思わせるような。

<味>
5年はやはり酸がきて、甘み、旨みを感じながらも渋味、苦味への移行が早い
10年は最初のタッチでそれほど尖りを感じない。甘、旨、酸の中に
見え隠れする渋、苦が絶妙
20年は渋味を支える甘、旨のバランス。酸、苦味へと変わっていくが
最初のタッチでの香りの拡がり方が他の若い年数と異なる気がする

ツウの方で、5年を求める方が数名いらっしゃるのですが
これはかつての荒々しい紹興酒
=酸味や苦味
という部分で追い求めているのかな
と感じました。

個人的には値段とのコスパを考えると
やはり10年を一番おすすめしたいな
というのが正直なところです。
個人的には、ですよ。

結論。
飲みくらべは面白い!
テーマの結論になっていませんが笑

5年と20年はわかりそう。
5年と10年の見分けが難しそうかなと思いました。
今度機会があれば、他の人に
手伝ってもらいながら
利き酒にチャレンジしてみようと思います。